ジャグラー仲間の話で、必ずといっていいほど上がってくるのが、「裏もの」や裏基盤、裏ロムの話題です。
極端にハマったり、信じられないくらい連チャンを体験すると、
この台、、もしかすると、、、、裏ものじゃねえ?
と思うこともあると思います。
こういったジャグラーの裏ものは本当に存在するのでしょうか?
ここでは、ジャグラーにおける裏ものの、存在の有無と、私が実際に体験した裏ものジャグラーについて詳細を紹介したいと思います。
ジャグラーの裏もの(裏基盤や裏ロム)って何?
一般的に、裏ものというのは、製造メーカーによって取り付けされた純正の制御基盤を、何者かによって、特殊なプログラムがなされた別の基盤に差し替えられたパチスロ台を言います。
基盤が差し替えられると、メーカーがプログラムした制御基盤ではなくなりますので、通常とは、異なる動きをするパチスロ台になるということになります。
つまり、通常基盤のものより、「ボーナスを連チャンしやすくしたり」、「小役確率を下げたり」、「ビッグボーナスに偏らせたり」など、あらゆる現象を意図的に起こすことが可能となるわけです。
いうまでもなく、こういった改造行為は、違法であり公的に認められていません。
ジャグラーの裏もの(裏基盤や裏ロム)は存在するの?
これは、正直なところを言えば、存在します。過去の4号機時代から裏もの基盤はすでに、存在していました。
ひと昔は、1台で爆発的にメダルを出すようなホールが好まれていました。つまり、20台で、各台ごとに1箱ずつ毎回出すようなホールよりも、1台で20箱出すような台や履歴があるホールのほうが好まれていたのです。
出玉アピールのために、ホールもそういった場面を作りたい時もありましたが、通常基盤ではそこまでの爆発力は期待できません。そういった意味で、信じられないような爆発力を発揮する裏基盤は、お店アピールや客引きにおいて大きな役割を担っていました。
しかし、警察による裏基盤の取り締まりがしだいに厳しくなり、裏もの台そのものが少なくなっていきました。特に、5号機に入ってからは、裏もの台はほとんど見かけなくなりました。
今では、ほとんど、見かけなくなった、裏ものジャグラーですが、絶滅したわけではありません。ごくわずかではありますが、いまでも裏ものジャグラーは存在します。
それではここで、5号機時代に入ってから、わたしが、遭遇した裏ものジャグラーについてお話しをしたいと思います。
私が打った「裏ものジャグラー」の挙動と特徴
私が、実際に打ったことがある、裏ものジャグラーのお話しです。
その台を打った時期は、ちょうど、4号機最後のみなし機種が撤去の時期を迎え、
完全に5号機時代に突入した頃でした。
わたしは、とあるスロット友達から、こんな噂を聞きました。
「D店のアイムジャグラーはビッグばかり鬼のように連チャンする」
当時、D店は、私が利用しているホールではありませんでしたが、
ジャグラー事体の連チャンは決して珍しいものではなく、ビッグの引きが強ければ、
ビッグばかり連チャンすることもあります。
そのため、そのときは、それほど、気に掛けることはなかったのですが、それから半年の内に、何度も、大勝ちをしたとう話を聞いていたので、興味本位で、大勝した時のボーナス回数を聞いてみました。
すると、驚きの答えが返ってきたのです。
「 ビッグ55回 レギュラー6回 だった」
えッ??
なんと、
その履歴は、8000G以上回って、レギュラー回数がった6回でした。
すこし、驚きましたが、
まあ、百歩譲って、ごくまれに、こういった履歴になることもあるよね。
と自分を落ち着かせました。
しかし、
友人は、さらに追い打ちをかけるようにこう言いました。
「1日こんな履歴が、10台くらいある」
その瞬間、
「絶対に、ありえない!」
と思いました。
そして、同時に、
「その台、裏ものじゃねえ?」
という疑念を覚えました。
D店の「怪しいジャグラー」調べてみた
後日、実際にD店へ行って問題のジャグラーを調査、試打しました。
その時の様子をお話ししたいと思います。
まず、店内に入って驚いのは、ランキング表示です。
前日の出玉ランキングのトップ1~10まで、全てアイムジャグラーで占領されていました。
しかも、出玉率がすごい。出玉が9000枚~3000枚の範囲です。普通、ジャグラーで3000枚以上出せるなんて、1日2、3台ではないでしょうか?
それが、5000枚オーバーがザラに出ている状態です。まさに違和感の塊です。
異常なボーナス履歴
次に、目についたのが、ボーナス履歴です。
600G以上のハマり履歴が連続で5回6回続いている台がたくさんありました。低設定でも、1/180程度で当たるジャグラーが、こんなに連続でハマるなんて考えられません。
しかも、1000Gオーバーの台もちょこちょこ目につきました。
コイン持ちが悪い
問題台を実際に打ってみて思ったことは、
コイン持ちが悪い。
これを一番に感じました。
通常であれば、1G平均で32Gくらい回るジャグラーですが、問題の台は、25Gくらいでした。とにかく、ぶどうが揃わない。そんなストレスを常に感じます。
異常なBB連チャン
ボーナス履歴には、異常な連チャン履歴が見て取れました。
それは、20連チャン連続でビッグ当選している台です。わたしは、それまでに、20回連続でビッグなんてひいたことがありません。
また、違和感を感じたのが、連チャン中の全てのボーナスがビッグボーナスという点です。全ての台で、この特徴は一致していました。
しかも、連チャン中のボーナスは、全て、50G以内に点灯していると思われます。つまり、連チャン中は出玉ロスが少ないということが言えます。
この特徴のせいで、極端に、ビッグに偏った履歴や、爆裂的な出玉を生み出していたものと思われます。
今回の裏ものジャグラーの正体
この台を調査後、スロット仲間と色々この台について、意見交換を重ねた結果、このジャグラーの挙動が、ある台の特徴に酷似していることに気が付きました。
その台とは、4号機時代を引っ張ってきた名機です。
それは、1G連でお馴染みの
「押忍!番長」です。
最初は、半信半疑でしたが、ある決定的な根拠が、それを確信へと変えました。
それは、このジャグラーには、天井が存在していたからです。
データ履歴や、打ち手の話しを聞いていると、みんな口を揃えて、
「1280Gで必ず光る」と言っていました。
もうお気づきかと思いますが、番長の天井は、「1280G」です。
そして、番長の1G連チャン中は全て、ビッグです。このジャグラーの連チャン中のボーナスも全てビッグですので、その辺も一致します。深いハマリや、爆裂連チャン、コイン持ち、全てが、番長の特徴に酷似しています。
つまり、この裏ものジャグラーの正体は、ジャグラーの通常基盤に番長の制御基盤を移植した裏もの基盤ということになります。
そりゃ、番長基盤であれば、低設定であっても、3000枚オーバーはよくある展開ですよね。
裏ものジャグラーの今
このジャグラーが裏ものであることを確信した段階で、この台を打つことを断念しました。それは、理論的に勝てない台と判断したためです。
そして、この台が、現在もあるかというと、それは、ありません。
5号機時代に入って、1年後に一般のお客の通報で、監査が入りあえなく撤去となりました。この台で、大分やられた人もおられたようですから、きっと、頭にきていたんでしょうね。
裏ものジャグラーには注意を!
裏ものジャグラーは、短期的にみれば、大量出玉が期待できる魅力的な台ですが、長期的には、絶対に勝てません。そのため、裏ものジャグラーは、打たないことが得策です。
すこしでも、怪しいと感じた台やホールでは打たない方がよいでしょう。今は、規制が厳しくなっているので、そうそう裏ものジャグラーにお目にかかることはないと思いますが、
あまりにも、大きな違和感を感じた時には、一度調べてみたほうがいいかもしれません。
裏ものジャグラー(裏基盤)の動画集
それでは、最後に裏ものジャグラーの動画集を紹介したいと思います。実際の裏ものはプログラムによって様々な特徴があります。その中の一部を紹介したいと思います。
中には、ゲームセンター用で改造してあることもあります。
ブドウ・ピエロ・ベルの次ゲームは激熱「裏ものジャグラー」
こちらの裏ものジャグラーは、ぶどう・ベル・ピエロ出現の次ゲームがぺかりやすくなるという裏ものです。にわかには信じがたい挙動をご覧ください。
リプレイ5連でボーナス確定「裏ものジャグラー」
こちらは、リプレイ5連すると、ペカる仕様です。ゴットシリーズのような要素を取り入れた裏ものでしょうか?なかなか面白いゲーム性です。
16G以内に必ずペカる「ジャグラーTMの裏もの」
こちらは、4号機時代に活躍したジャグラーTMの裏ものです。16G以内に必ずペカるという仕様です。クレジット内連チャンで出玉がモリモリ増えるのが特徴です。