みなさんは「期待値」という言葉をご存じでしょうか?また、知っていたとしてもその意味を正確に理解しておられるでしょうか?ここでは期待値について詳しく説明をしていきたいと思います。
期待値は主にパチスロ業界で使われるワードで、別名(期待収支)とも呼ばれています。パチスロで勝ち続けるということにおいて、期待値というのは非常に大切な要素です。
おそらく、期待値と向き合わずに日々スロットと向き合っている人がスロットで勝ち続けることは難しいでしょう。逆にスロットで勝ち続けている人はみんな期待値の意味を知り、日々期待値を考えながらスロットと向き合っています。
ここで、しっかりと期待値の意味を理解して「スロット勝ち組」の一歩を踏み出しましょう。
期待値とは?(期待収支)
期待値とは、決められた設定で決められたゲーム数を回した時に得られるであろう「期待収支」のことです。
機種ごとの期待収支は決まっています。
例えば、
アイムジャグラーの設定5を7000ゲーム回した時の期待収支はおよそ17000円です。
これが、半分の3500ゲーム回した場合際は、期待収支も半分の8500円となります。
つまり期待収支とは、期待されるであろう想定収支ということになります。
実収支とは
期待収支と関わり合いが深いワードで、「実収支」というのがあります。おそらく、一般の方にとってはこの実収支の方が親しみがあるでしょう。実収支とは、決められた設定で決められたゲーム数を回した時に得られた「実際の収益」のことを言います。
つまり、実際に自分の財布から出入りした金額ということになります。
スロットの「期待値」計算方法
スロットの期待値(期待収支)の求め方は主に機種の機械割と機種の仕様を元に算出されます。
(例)アイムジャグラー期待収支
下記の表は、アイムジャグラーを7000ゲーム回した時の期待収支を設定別に算出した表です。
機械割 | 期待収支 | |
設定1 | 96.91% | -12978円 |
設定2 | 97.80% | -9240円 |
設定3 | 99.91% | -378円 |
設定4 | 102.04% | +8568円 |
設定5 | 104.16% | +17472円 |
設定6 | 106.55% | +27510円 |
※チェリーをフォローした時のシュミレーションです
このように、同じ7000ゲームの試行でも機械割が上がるにつれて期待収支も上がっていきます。機械割と期待値は比例します。また、期待収支は、打つ条件によっても変わっていきます。
例えば、毎回チェリーを目押しをしている人と、毎回適当押しでチェリーを取りこぼしている人とでは、同じ回転数を回しても最終的な獲得枚数が違いますよね?
獲得枚数が違うということは、機械割も変わって、期待値も変化するということです。また、ART機やAT機はAT中に取り切れず閉店を迎えてしまうというリスクがある為、同じ回転数であっても閉店までの残り時間によって期待収支が変化します。
一方で、ジャグラーのようなノーマルAタイプの機種は、ボーナス中に閉店ということはない(閉店時でもボーナスが終了するまで待ってくれることが多い)ので残り時間によって、期待収支が変化するということはありません。
期待収支と実収支の関係
期待収支と実収支は一見全く別ものに見えるが、実は2つは密接に関わり合っています。
それを裏付ける定義が、
「実収支は、期待収支を追いかけている」という定義です。
ここは、一番重要な所なので、しっかりと理解して頂きたいです。
それでは、例にとって説明をしていきたいと思います。
【パターンA】
例えば、あなたがアイムジャグラーの設定5を3日間打ったとします。
設定5 | ゲーム数 | 実収支 | 期待収支 |
1日目 | 7000ゲーム | +10000円 | +17000円 |
2日目 | 3500ゲーム | -30000円 | +8000円 |
3日目 | 7000ゲーム | -15000円 | +17000円 |
3日間の実収支の合計は 10000-30000-15000=-35000円
アイムジャグラーの設定5を3日間打ったのですがー35000円ものお金が財布からなくなり負けてしまいました。
【パターンB】
一方で、アイムジャグラーの設定1を3日間打ったとします。
設定1 | ゲーム数 | 実収支 | 期待収支 |
1日目 | 7000ゲーム | +10000円 | -17000円 |
2日目 | 3500ゲーム | +30000円 | -8000円 |
3日目 | 7000ゲーム | +15000円 | -17000円 |
3日間の実収支の合計は 10000+30000+15000=+45000円
財布の中に45000円増えました。
さて、今2つの稼働パターンを紹介しましたが、あなたは、【パターンA】と【パターンB】のどちらのパターンを望みますか?
もし、【パターンB】を望んだあなたは、残念ながらこれからも負け組の一員でしょう。
普通どう考えても【パターンB】の方が財布も潤っているので良いように感じますが、残念ながらその思考は間違っています。
宜しいですか?
実収支は、期待収支の後を追いかけ続ける!という特徴があります。
つまり、期待値をたくさんプラス方向に積み重ねていけば実収支はそれに近づいていきます。
また、期待収支がプラスになっていても実収支がマイナスになることはよくあります。ただし、それは一時的な現象で長期的に繰り返せば必ず実収支が期待収支に追いつき実収支もプラスに転じます。
逆に、いくら実収支が大きくプラスになっていても期待収支がマイナスになるような稼働を続けていれば、いずれは実収支もマイナスに転じるこになります。
プラス期待値の台を5日間打った時のイメージ
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 合計収支 | |
実収支 | -30000円 | -10000 | 5000円 | 30000円 | 24000円 | 39000円 |
期待収支 | 10000円 | 15000円 | 8000円 | 5000円 | 10000円 | 39000円 |
最初は実収支が大きくマイナスになっても回数を重ねると期待収支の値に近づく。
マイナス期待値の台を5日間打った時のイメージ
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 合計収支 | |
実収支 | 20000円 | 10000 | -9000円 | -40000円 | -30000円 | -49000円 |
期待収支 | -15000円 | -15000円 | -10000円 | -5000円 | -4000円 | -49000円 |
最初は実収支が大きくプラスになっても回数を重ねると期待収支の値に近づく。
このような数日間で実収支が期待収支に近づいていくことは稀です。あくまでイメージとして考えて頂ければ幸いです。
また、この表を見てもらえればわかるように、沢山の金額を稼ぎたいのであれば、単純に期待収支をプラス方向に高めていけばそれだけ沢山稼ぐことができます。
逆に、期待収支が少なかったり低い台をいくら回したところで思うような金額を稼ぐことは出来ないことは理解しておきましょう。
まとめ
実収支が期待収支に近づくなんて信じられない!オカルトだ!と思うかもしれませんが、これが事実ですし、この期待収支に実収支が近づいていくという法則があるからこそ、スロットはビジネスとして成り立っています。
つまり、期待収支がマイナスになる台(低設定)を多用することで、ホールが儲かる仕組みになっているのです。
しかし、逆を返せば期待収支がプラスになる台だけを打ち続けられればトータルで負けることはないということが言えます。もうお分かりかもしれませんが、スロットで勝ち続けている人はこれが出来ている人、つまり期待収支(期待値)を正しく理解している人にほかなりません。
ここで断言します。スロットはギャンブルではありません。ギャンブルは、勝つか負けるかどっちに転がるかわからない状態で勝負するものですが、スロットは期待収支を考えることで、勝つ見込みを持って勝負(稼働)に臨むことができます。最終的には必ず勝てると保証されているようなギャンブルはギャンブルではありません。
期待値(期待収支)がスロットで勝つ上で、どれだけ大事なものであるかお分かり頂けたでしょうか?
いつも負けているスロッターは、実収支のことだけしか考えない。
しかし、
いつも勝っているスロッターは、期待収支のことだけを考えている。
この意味がわかればあなたは勝組の一歩をすでに踏み出しています。
期待値(期待収支)はしっかりと理解しておきましょう。まだ、信じがたい人は納得できなくてもぜひ、そう思い込んで頂きたいです。それが将来あなたの力にきっとなることでしょう(^-^。
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